- コンパクトな冬用寝袋はダウンモデルが多い
- 冬用ダウンシュラフの相場は25,000円〜とやや高価
- イスカやモンベルの寝袋には高コスパなモデルが揃っている
安くてもコンパクトな
冬用寝袋が欲しい!
冬キャンプを乗り切るのに欠かせないのが寝袋(シュラフ)選び。冬の長くて辛い夜を快適に眠れるかで、キャンプの想い出がいいものにも悪いものにもなってしまいます。
今回は極力コンパクトになる冬用寝袋を紹介します。キャンプギアの積載スペースを確保したい人やバイク・自転車でのツーリングキャンプをする人は必見です!
コンパクトな冬用寝袋には
ダウンシュラフが多い4つの理由
冬用寝袋の中でもコンパクトさに定評のあるモデルはダウンシュラフが多いです。冬用ダウンシュラフの相場は25,000円〜と高価ですが、あまりあるメリットを享受できます。
1.軽量性と保温性の高いバランス
ダウンは非常に軽量でありながら高い保温性とかさ高を持っています。
これにより、コンパクトなシュラフでありながら寒い冬キャンプでも眠れる性能を発揮しています。
ダウンの膨らむ力は通常「フィルパワー」(FP)で表され、フィルパワーが高いほど暖かい空気(=デッドエア)を多く含み膨らみます。
冬キャンプでの使用を考えているのならば、650FP以上のモデルを選べば安心です。
2.圧縮性にも優れている
ダウンは圧縮性も非常に高いため、小さなスタッフバッグに収納することが可能です。
これがダウンシュラフはコンパクトと言われる一因でもあります。
ちなみに、フィルパワーが高いほど圧縮性と復元性に優れます。頻繁に寝袋を出し入れするキャンパーは高いフィルパワーのモデルを選ぶようにしましょう。
3.通気性も兼ね備えている
天然繊維であるダウンは呼吸をするので通気性があります。
熱がこもりづらく体温調節がしやすいため、寒冷な環境でも適切な温度を保ちながら快適に眠れます。
化繊中綿の寝袋の場合はダウンと比べ、通気性と透湿性はやや劣ります。
4.耐候性が向上している
技術進歩により、ダウンシュラフも従来よりも耐水性や耐久性が向上しています。
ゴア社のゴアテックス(GoreTex)やナンガのオーロラテックスなどの防水透湿素材が使用されているダウンシュラフを選べば冬の冷たい雨や降雪でも問題はないでしょう。
ただし、ダウン自体は濡れに弱いので、その点は化繊中綿の寝袋が優れています。
【編集部が超厳選!】
コンパクトで安い冬用寝袋3選
今回は実際に編集部が見て触って、体験したものの中から「これは高コスパ!」と思った寝袋をご紹介します。
「なるべく安く済ましたい!」というキャンパー向けに化繊中綿を使用したコンパクトシュラフも紹介しているので、そちらも是非チェックです!
- 氷点下以下の温度帯に対応している
- 税込み定価が4万円以下
- 実店舗でもオンラインでも購入可能
1.イスカ ポカラX
日本が誇る高コスパ寝袋メーカーの「イスカ」(ISUKA)
「ポカラX」は、720フィルパワーのダックダウンがパンパンに詰め込まれています!
−6℃まで使用できるモデルながらも定価31,900円と手が届くリアルな価格も嬉しいですね。
ちなみに収納時は17×34cmとかなりコンパクトに圧縮可能です。
2.モンベル ダウンハガー650 #1
ストレッチの効いた寝心地で人気のダウンハガーシリーズ。中でも「ダウンハガー650#1」はフィルパワーを650に留めることで手頃な価格を実現しました。
収納時は19×38cmまで小さくなるのに、対応温度は−5℃/−12℃という超本格派!
冬の山キャンプでも十分な性能を発揮してくれます。
3.イスカ アルファライト700X
イスカ独自の中綿「マイクロライト」を使用した、「アルファライト700X」
ダウンよりもかさ張りますが、濡れや圧縮などに強く、ヘビーデューティーに使い倒せるモデルです。
そのタフさは大学の山岳部やアウトドアのボランティア団体に採用されるほど。
−6℃まで使用でき、収納時も19.5×35cmと化繊中綿モデルながらもかなりコンパクトな仕上がりです。
税込み定価19,800円という超絶リーズナブルさも見逃せません!
安くてコンパクトな寝袋で
もっと冬キャンプを身近に
冬キャンプで多くのキャンパーが二の足を踏んでしまうのが、「必要な装備が増えて積載が大変or買い足すギアが高価」というもの。
出費がかさみがちな寝袋を安く抑えることで、余った予算をマットやウェアに回すことをおすすめします!
Mokka Magazineでは他にも役立つアウトドア/ライフスタイルの記事を更新しているので、ぜひチェックをお忘れなく!