- 適切なテントの形を選ぶ
- 風が直接当たらない場所に設営する
- ペグやガイロープでテンションをかけて設営する
- テント内に荷物を置いて重しにしよう
キャンプ中の厄介な風
テントの風対策4つ!
テントの設営時に厄介なのが強風。風が吹く状況でも快適なキャンプを楽しむために、テントの風対策が重要になってきます。
強風時に必要なテントの風対策を簡潔に4つ挙げますのでぜひ参考にしてください。
対策1:適切な形のテントを選ぼう
まず第一に適切なテント選びは風対策に欠かせません。ドームテントやワンポールテントなど、風を受け流すデザインのものを選びましょう。
また、テントにしっかりとしたポールやフレームが使用されているかも要チェックです!
対策2:風が直接当たらない場所に設営しよう
テントの設営場所選びには、風を避けるための工夫が必要です。風向きを確認し、木や岩、車などを利用して影響を受けにくい場所に設営しましょう。
風を遮り、テントを風から守ってくれます。風がテントの正面に当たらないようにすることで、テントが安定しやすくなる効果も。
対策3:テントをしっかりと張る
テントをしっかりと張ることが重要です。テントのペグを地面に深く刺し、テント本体にも張力をかけましょう。
ルーフロープやガイロープを使って、テントの安定性を高めることができます。
対策4:テント内に荷物を置く
テント内に重いものを置くことで、テントが風で吹き飛ばされるのを防ぎます。バッグや寝袋など、安定した場所に収納しましょう。
【深掘り!】強風時はドームテントや
ワンポールテントがおすすめ
強風時のキャンプでは、一般的にドーム型テントが風に強く、安定性が高いとされています。しかし、ドーム型テント以外にも風に強いテントもあります。
ドームテントのメリット
ドーム型テントは風に対して安定しているため、多くの場合、強風下でも安心して使用できます。2本または3本のポールで支えられ、風を受け流すデザインを持っています。
特に、クロスポールを備えたテントは風に対する耐性が高いです。
ワンポールテントのメリット
ワンポールテントは一本のポールの張力で支えるテントで、風に対して非常に強力です。風に対する抵抗力が高く、強風下でもテントが安定しやすいです。
一般的にはドーム型テントは最も風に強いとされています。ただし、キャンプスタイルやロケーションによって最適なテントが異なる場合も。キャンプ場や気象条件に合わせて、適切なテントを選ぶのが大切です。
また、テントの品質や耐風性についての詳細も確認しましょう。
逆に風に弱いテントもある
強風時に弱いテントの形として、以下の3つのような特徴を持つテントが当てはまります。
- ボックス型テント: 天井の高いハイルーフモデルが多いです。この形状は風を受けやすく、風下の側面に大きな風の抵抗が発生します。風が強い場合、テントに強い負荷がかかりやすくなります。
- ポップアップテント: 設置が簡単で人気がありますが、風に弱い傾向があります。風下に大きな風抵抗を生じ、テントの支えが不安定になることも。
- シングルウォールテント: 通気性が低く内部が凝縮しやすいため、風に当たる側面に圧力がかかりやすいです。風下の側で内部の空気圧が高まり、テントのテンションの維持が難しくなる場合も。
これらのテント形状は風に弱く、強風下での使用は控えるのが無難です。
風に対する設計と構造がしっかりとされたテントを選ぶことが大切です。
【編集部おすすめ!】
風に強いテント3選
風の対策が十分にされているテントの中から、mokka編集部がおすすめのテントをご紹介。おすすめするポイントも解説しているので次のテント選びの参考にしてみてください!
1.テントファクトリー: TCワンポールテント180V
こだわり抜かれたデザイン/機能を持ったテントを展開している「テントファクトリー」
中でも「TCワンポールテント180V」はTC素材ながらも耐水圧が2000mmあるので悪天候時も安心です。
また、逆V字型ポールを採用することで強風での揺れにも耐性を得ています。高さも180cmあるので大柄な人でも使いやすいのもポイント。
2.シエラデザイン:SD HD2
マウンテンパーカーなどのウェアが有名な「シエラデザイン」ですが、本国アメリカでは実はテントも人気アイテムの 1つ。
この「SD HD2」はオーソドックスなドームテント型で、高い柔性と剛性を併せ持つ3本のアルミポールが強風を受け流してくれます。
SD HD2は2人用のテントですが、4人用にサイズを拡張した「SD HD4」というモデルもあるので、グルキャンやファミキャンも視野に入れてるキャンパーにはそちらもおすすめです!
3.モンベル:クロノスドーム1
登山やキャンプの総合ブランド、「モンベル」携行性や耐久性に優れたテント作りに定評があり、「クロノスドーム1」はわずか2.2kgという軽量モデルです。
軽量ながらも、独自のバーティカル・クロス・システム(特許取得済み)というポールの組み方を採用しているため必要なテントの強度を維持可能になっています。
また、テント本体には撥水加工だけでなく、難燃加工も施されているので風によって火の粉が舞ったとしてもテントに引火するリスクを抑える効果も。他にも2人用のモデルと3~4人用のモデルがラインナップされています。
【4ステップ】
強風時の撤収方法もご紹介!
その1:風向きと風の強さを確認する
まずは大事なのは状況の確認。果たして本当に「いま撤収作業して大丈夫なのか?」ということを今一度確認しましょう。
風向きが向かい風ではないか、荷物が飛ばされそうな強風ではないかなどをチェックしてから撤収を始めてください。
その2:テントの中を整理する
テント内のギアや荷物を取り外し、収納しましょう。その時、テント内部をよく換気することで湿気を取り除き、カビや臭いの防止をすることができます。撤収時の換気はTC素材のテントでは特に有効です。
その3:テント本体を収納する
ポールやガイロープ、ペグを外してからテント本体を収納しましょう。この際、風でテントが倒れないようにポールやペグを外す十番には注意。
その4:グランドシートを片付ける
グランドシートはテントを地面の汚れやダメージから守ってくれる重要アイテム。撤収の際は最後に片付けるようにしましょう。グランドシートを最初に片付けてしまうと、撤収中にテントや他の荷物を汚す可能性があるからです。
グランドシートを敷いておけば、テント本体や荷物をその上に置くことができて、その後のメンテナンスが格段と楽になります。
しっかりと風対策をして
キャンプを楽しもう
厄介な風も対策さえしてしまえば、いつも通りのキャンプが楽しめること間違いなし!
MokkaGorpでは他にも役立つアウトドア/ライフスタイルの記事を更新しているので、ぜひチェックをお忘れなく!