ノースフェイスのダウンは
かっこいいけど人と被る…
「NEVER STOP EXPLORING」をスローガンとし、エクスペディションな環境に挑むウェア・ギアを世に送り続ける、「THE NORTH FACE」(ザ・ノース・フェイス)
過酷な状況下でも耐えうるウェアの機能美には、ハイカーやスキーヤーなどのアウトドア愛好家だけでなく、様々な人を虜にしています。
しかし、人気のあまり「ノースフェイスのダウンが欲しいけど、バルトロライトやヌプシは着ている人が多すぎてなんかな…」と二の足を踏んでしまっている人も多いのでは?
実はそんな人向けに、ノースフェイスにはまだまだ着ている人が少ない「大人向けダウン」があるんです!
【大人のノースフェイス】
ウィンドストッパーヌプシフーディ
徹底レビュー!
こちらが「大人のノースフェイス」こと、「WS Nuptse Hoodie」(ウィンドストッパーヌプシフーディ)
「え、ヌプシにフードを付けただけ?」と思われる方もいるでしょう、しかし違います。
ダウンの充填量から機能性、細かなディティールまでどこを取っても、レギュラーモデルのヌプシジャケットとは異なる、クラス感を感じられるモデルに仕上がっています。
【1.デザインとシルエット】
微光沢のシェルと控えめなカラーブロック
さて、ここからは3つの観点でレビューを。
ウィンドストッパーヌプシフーディのシェル(表地)は微光沢のハリ感がある30デニールのリサイクルナイロンリップストップを採用。
この微光沢のシェルがギラギラしすぎず、ワンランク上な「大人のアウトドアダウン」の雰囲気を醸し出しています。
ヌプシといえばレッドやイエローなどの原色×ブラックのカラーブロックが有名ですが、こちらはトーンの異なるネイビー2色で肩と肘部分が控えめに切り替えられています。
通常のヌプシよりも若干着丈が長い分、Wジップになっていて利便性も向上。
XLサイズを着用、厚手のニットやフリースの上からも着れます。
今季はこのカラー(アーバンネイビー)の洗練された都会っぽさにグッときました!
さりげないエンボス加工のハーフドームロゴ
ノースフェイスの象徴たる、アイコニックな“ハーフドーム”ロゴ。
通常、白色の刺繍やプリントで施されることが多いロゴですが、ウィンドストッパーヌプシフーディは同色のエンボス加工(型押し)であしらわれています。
これにより、ストリートなイメージは鳴りを潜め、さりげないアクセントに。
“わかっている感”のある大人なデザイン。
本当にさりげないので、ジャケットやスーツの上から羽織ってもよさそうです!
立体裁断で動かしやすい腕まわり
肩と腕まわりは身体構造と可動域に合わせて立体裁断に。
動かす機会の多い関節部を曲線を交えたパターンにすることで、ボリューミーなダウンにも関わらず、“着心地の良さ”と”動きやすさ”を最大限発揮しています。
ハイロフトダウン=動きづらいというイメージでしたが、これはすごい!
電車の吊り革なんかも余裕です。
【2.ダウンと暖かさ】
高ロフトダウンで暖かさとクラス感を両立
ダウンの充填量もレギュラーのヌプシより多くなっており、バフバフとした高いロフト感が、寝袋に包まれるような温かさを提供。
高品質なダウンを封入しているため、見た目のボリューム以上に軽く、Lサイズで約890gとなっています。
人にもよりますが、外気温7~10℃くらいでは暑すぎると感じるような圧倒的な保温性能を誇ります。
ダウン量が増えているのは、元ネタが「ヌプシサミット」という、高所登山用のハイエンドモデルだからです!
バルキーなシルエットでリッチ感も◎
しっかりと”立つフード”
襟元やフード裏までもダウンがびっしり。ペラペラの簡易的なフードとは違い、立体的に設計しているのでジッパーをフルクローズすると、しっかりとフードが立ちます!
フード本体は大きめでややスクエアなフォルム。襟元にドローコードがあるので隙間風を防ぎ、顔まわりを暖めます。
フードの中に独立した内襟があるので、フロントを開けても閉じてても体温の放出を防ぎます!
河田フェザー謹製のCLEANDOWN®をたっぷり封入
中綿には河田フェザー謹製の「CLEANDOWN®」(クリーンダウン)をたっぷり封入。
河田フェザーがファクトリーを構える、三重県明和町は高品質な軟水が流れる環境です。
その軟水を用いれダウンやフェザーを徹底洗浄することで、余分な不純物を取り除き、ダウンの原毛が持つ本来の保温力を最大限引き出しつつも、低アレルギー性の獲得にも成功しています。
河田フェザーはアウトドアブランドだけでなく、デザイナーブランドなどにもダウンを供給している名門サプライヤーです!
【3.機能性やディティール】
GORE-TEX WINDSTOPPER採用!
表地には「GORE-TEX WINDSTOPPER」(ゴアテックス・ウインドストッパー)を使用。
ウインドストッパーは風や冷気を分散させる、特殊なネット構造のメンブレンで完璧な防風性と、ドライで柔らかな着心地を維持する高い透湿性が持ち味です。
通常のゴアテックスと違い、完全防水ではありませんが(防風透湿に重きを置いてるため)小雨や雪なら問題なしの高撥水機能を持っています。
ウィンドストッパーヌプシフーディでは、さらにシーム部分を縫い上げ後に圧着加工しているため、コールドスポットを極力減らしています!
ドローコードで隙間風を通さない
裾には左右1つずつドローコードを配置。絞ることで隙間風を通さないだけではなく、シルエットの変化も楽しめます!
裏地には「PERTEX QUANTUM ECO」(パーテックス・カンタム エコ)を使うことで、軽量かつ、羽毛の抜けを防ぐダウンプルーフを実現しています。
個人的にはドローコードをギュンギュンに絞って着るのもおすすめ!
ダウン抜けしづらいのもポイント高いですね。
収納力のあるメッシュポケット
内側には左右1つずつストレッチメッシュ素材のポケットを配置しています。
寒さに弱いスマホや外したグローブを入れるのにちょうどいいサイズ感。
伸縮性が高いのでペットボトルや長財布なども入る、収納力のあるポケットです。
荷物が少ない人ならば、手ぶらで出かけられますね。
冬本番は目の前
差が付くダウンで一歩先へ
定番モデルに、過去作のエッセンスとモダンな機能をミックスして昇華させた、ウィンドストッパーヌプシフーディ。
ロゴをはじめ、控えめなデザインだからこそ光る、”さりげない高級感と高い機能性”が魅力のダウンジャケットです。
TPOを選びづらい仕上がりなので、週7着回せるコストパフォーマンスも見逃せません。
冬本番のアウトドアや旅行の相棒として、ワードローブの即戦力としていかがでしょうか?
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